ブログ「杉井のひとこと」の記事
誰の責任か?
昨日は、京丸園のCL(建設的な生き方)を学ぶ会でした。
昨日のCL楽習会では、将来の夢を考えながら今年のテーマ(課題)を考えてみました。
私たちは、日々の忙しさの中で、懸命に用事をこなし、業績を追いかけてますが、いつの間にかその先にある夢が見えなくなっていたりするものです。
まして経営状態が悪くなると、業績やこなさなければならない仕事に追われて、その先にあった理想などどこかにいってしまうのです。
しかし、ラグビーの言葉に「1人は皆のために、皆は1人のため」という言葉があるように、今の努力は将来の夢のためにあり、将来の夢は今の努力を支える関係にあると私は思っていて、その先に夢のない努力は拷問に近いものがあると思うのです。
「この努力によって、また一歩、自分の夢に近づく!」と思えたら、どんな苦労も手ごたえに変わるのかもしれません。
どうせ今年1年を生きるのなら、その先にある理想を目指して努力したほうがやりがいもあり、楽しくなるのではないでしょうか?
さて今日は今年最初の沼津経営塾です。
何人の経営者が参加するかわかりませんが、今日はそこで「会社は潰れるものだ」ということをお話したいと思っています。
日本の経済はデフレ傾向が続いて、価格は下がり、利幅は減る一方です。
それなのに社会保険料などの経費は増え続けます。
公務員や大企業は職員の給料をカットして経費をカットしていますが、私たち中小企業は元からカットするだけの給料を払えていませんので、もし今以上に給料を下げたら優秀な社員さんから転職を考えることでしょう。
絞りきった雑巾から水を搾り出すことは至難の業なのです!
会社経営とは、価格は下がる。経費は増える。利幅は減る。赤字のときはすべて会社が負うが、黒字の場合は半分税金を支払うというルールの勝負をやるということなのです。
高度成長期には、8割以上の企業が黒字だった時代もあったようですが、今はそんな時代ではありません!
そもそも会社とは潰れるようにできているのです!!
そのことをわかっていないと、真面目に仕事をしていたら何とかなるだろうと思う人がいると思うのです。
ほとんどの中小企業の経営者は、自分の家を担保に入れて経営していますから、会社を良くしたいと誰よりも願っています。
社員さんも、給料を増やしてもらいたいと思っているので、経営者と社員さんの求めるものは同じです。
ところが、経営者が競争力を上げるために「これまではこうやってきたが、これからはこうしていく!」と方針を打ち出すと、同士のはずの社員さんから不満や抵抗が出たりするのです。
中には、「イエスマンばかりの会社は駄目だ!」と言う人がいますが、私は社長よりも会社のことを真剣に考えている人はいないと思っています。
もし打ち出した方針で赤字になっても、社長が責任を負うのですから、社長が真剣に考えて打ち出した方針には100%の姿勢で協力してもらわなければ困るといます。
もし意見があったら、100%の努力をした上で「ここは、こんなやり方のほうが効果的ではないでしょうか?」と提案してくれれば良いのです。
会社の質が上がり、価値が高まる以外に儲かる方法はありません!
儲からなければ、経営者も社員も給料はもらえないのです。
その方針が人に迷惑をかけることや法律に触れるような方針ならもちろん従う必要はありません。
しかし、もし自分の勤めている会社の社長が信頼できないのなら、その会社にいる人のほうがおかしいのです!
自分の信頼できる会社に行けばよいだけのことなのです。
方針を決めるのは社長の仕事! その結果は社長が負う!
どこの会社を選ぶのかは、社員の責任!
選んだ以上は、社長の方針を支援するのが社員さんの仕事なのです!
「この方針で社員がついてきてくれるだろうか?」などと社員の顔色を伺っているようでは、その会社は良くなりません。
「誰も着いて来なくても、私はこの方法に賭けるんだ!」という姿勢が、経営者としての覚悟だと私は思います。
こうしたことは、子育てにも共通することだと思うのです。
この15日には、静岡経営塾の賀詞交歓会があり、そこで経営塾のメンバーが今年の経営計画を発表します。
「わが社はこうやって今年を転機にするのだ!」という狼煙を高々と上げてほしいものです。
今日のひとこと
「失う覚悟がなければ、変わるものも変わらない!」